<青君は話し始めるのがチョー遅かった>
【おっとりさん】は、しゃべり出すのが遅い。
【元気な子】は、しゃべり出すのは早い。
コレ、正しいかどうかは分からないけど、
うちの場合は、こうだった。
青君は男の子だというのに、赤ちゃんの時から大人しくて、
夜泣きは2週間で終わり、
感情はいつも安定、
予防注射でも泣かない、
お昼寝は3時間半寝てくれるので、この間に色々できる。
手が掛からない子だった。
夢子は赤ちゃんの時から元気で、
夜泣きした期間はチョー長いわ、
喜怒哀楽はハッキリしてるわ、
お昼寝の時間は短いわ、
元気いっぱい娘だった(汗)
夢子は女の子だからなのか、確実に言葉を覚えていった。
「さしすせそ」が「しゃ・し・しゅ・しぇ・しょ」になり、
「ざじずぜぞ」が「じゃ・じ・じゅ・じぇ・じょ」になって、
「象さん」が「じょーしゃん」、
「雑巾」が「じょーきん」になったりして、
めっちゃ笑ったが、言葉での心配はなかった。
しかし、青君はちっともしゃべり始めなかった。あれ?
私が言ってる事は分かってるもよう。
レスポンスがある。
やっとすこーし単語を覚えた頃、
私 「青君、コレ、おいしい?」
青君「おいし」
・・・これで会話が終了する。うーん。
ママは自分の子供が可愛いから心配なんだよね。
なのに、更に外野の目や言葉で傷付く。
特に、自分の親とかに言われると、ショック倍増。
私の育て方が悪いみたいなー。
母親の私が一番心配してるんだよー(笑)
そして、青君が幼稚園に入った。
お友達と遊んでいるうちに上手になるかな?と思ったけど、
相変わらずだった青君。どーしよ。
ある日、幼稚園の園庭で遊んでいた時、
あるママが青君に幼稚園のグループのことや遊び方などを聞いた。
正直、私は質問されるのが嫌だった。
「答えられなかったら嫌だな」とか、
「テストするつもりなのかな」とか考えてしまったからだ。
でも、青君は聞かれたことに普通に単語で答えていて、安堵した。
しかし、その後も少しずつ語彙を増やしながらも、
劇的にしゃべり出すことはなく、
小学校に入っても大人しい無口な子のままだったが、
ゆっくり、ゆっくりと成長していった。
小学校3年くらいから少しずつ男の子らしく活発になり、
普通に話すようになってきた。
が、他の子ほどは話さないまま。
おっとりさんを継続して成長していった。
そして、大きくなった今、
「どうしてあの時心配したんだろー」と思う。
ただ、今も【おっとりさん】であることには変わりはない。
但し、隠し持ってる負けず嫌いがあるけどね。
【おっとりさん】は、みんなの話を聞いていて、
みんなの行動をよく見ていて、
自分がしゃべらない分、考えてる(熟考型)、
その分、頑固で、言い出したら聞かないし、
こうと決めたら、まっしぐら。
【元気むすめ】の夢子は、みんなの話を聞くより先に、自分がしゃべり出し、
みんなの行動を見るより先に、自分が行動する(行動派)、
行動を起こして、激突して、迷いが生じる。
でも、また「これだ!」と思うとすぐに行動に移す実行派。
…と2人は両極端だった。
その後、夢子にとって、激突しての失敗も大事だったらしく、
今は慎重な部分、計画的な部分もプラスされた気がする。
やっぱり子供は失敗させた方が良いのかも。
みんな性格が違うから、その性格によって
早く話し始めたり、遅かったり、
早くあんよができたり、遅かったり、
スポーツが好きだったり、嫌いだったり、
みんな得意なものも違うし、苦手なものも違う。
人それぞれでいいんだよね。
他の子がどうであろうと、ウチの子はウチの子。
その性格に沿った生き方でいいのかな?って思う。
だって、世界中の人がオリンピック選手になれるわけじゃないもんなー。
世界中の人がオリンピック選手になったら、
社会が成り立たなくなるし(笑)
Thanks☆