< 補助輪付き自転車の卒業という関所> 青君 小1~小3かな
「他の子と比べちゃだめよ」
コレ、よく耳にする言葉。
でも、
〇ケ月になったら、寝返り。
〇ケ月になったらハイハイ。
1才になったら歩く。
身長は1才で80cm前後とかさ、
そういう「めやす」が至る所に書いてあるじゃん。
お母さんには、世間一般の人に「普通」と定義づけられた通らなければならない関所がいっぱいある。
そして、その関所の一つ。
「補助輪付き自転車からの卒業」という関所。
うちの子供のまわりで、一人、二人と、補助輪取れた子が増えていく。
青君はおっとりした性格なので、それを見ても何とも思ってない。超マイペース。
でも、母親の私の胸中は複雑だったりする。
「うちも練習しないとダメかなー」
ある日、「やってみるか!」と後ろの荷台?を持ってあげて何度か練習したけど、
アレって、押さえてあげる人の方が難しい!
第一「青君本人があまりやる気がない」という事に気づいたので、
ハイ、やめた(笑)
別に、自転車乗れなくても生きていけるし(再び笑い)
争うのが苦手で、おっとりさんの青君は小学校2年生まで補助付きに悠々と、実に楽しそうに乗っていた。
それを見ると、私は内心「あー」とは思うけど、もう、いいや。
どうにでもなれ。
近所のママ達は「青君、補助付きに乗ってるの、可愛いね」って。
私「アハハー!」
・・・笑いっていいよね。笑い飛ばせば、何でも乗り越えられる。
そうじゃない時もあったけど(汗)
小3になった時、身体が大きくなり、いよいよ補助付きに乗れなくなった。
私 「もっと大きい自転車買う?」
青君 「新しい自転車欲しい!買う!」
私 「でも、まだ補助取れてないからなー。どうする?」
青君「頑張る!」
・・・というわけで、新しい自転車をゲットした青君。
青君「今度の日曜に練習したい!」
珍しくポジティブ!
車に自転車を積んで、大きな公園へGO!
今日は、後ろを持ってあげたりしない。
自分で「頑張る!」って言ったんだから。
アドバイスもなし。見てるだけ~。
青君は、見たこともない面白いやり方で乗る練習始めた(残念ながら、文字で説明するのが難しく、ここで説明できない)。
ものの2~3分で乗れるようになり、本人、得意顔。
「やったね~!すごいじゃん!」
補助付きからの卒業が小学校3年とは、遅すぎるかもしれない。
でも、青君が成長した今、
「お前、補助取れたの、小3だったよな」なんて言う人はいないし、
補助輪取れたのが遅くて、生きる上で困ったことは何もなかった(笑)
子供も人それぞれ、性格も違うし、個性も違うよなー。
友達が補助輪取れたのを見て、羨ましくて頑張る子もいれば、
青君のように羨ましいとも思わず、ヒョウヒョウとしている子もいる。
正解はわからないけど、おっとり青君には、これで良かったのかなー?と、なんとか一件落着。
関所を通ることができました。
注)しかし数年後、青君は別の種類のことでは、結構な負けず嫌いであることを知ることになる私でした(笑)
Thanks☆