<お菓子一丁!> 夢ちゃん2~3才位
一つ、二つ、三つ・・・。
子供がよく使う単位の数え方って、普通「一つ、二つ、三つ」だと思う。
なのに、うちの夢ちゃんがある時期、よく使った単位は「一本、二本、三本」だった。どこで覚えたのやら。
「ママ、りんごジューチュ、一本ある?」・・・まあ、これは良しとしても。
「お菓子、一本ある?」・・・これには驚いた。
「うどん、一本ちょうだい」・・・うどん一食分、食べたいという意味。コレ、一番笑ったヤツ。
・・・と、こんな感じ。
この「一本」を聞く度に、思わずプッ!と笑ってしまって面白いので、わざと直さないで、そのままにした。
そのうち「一本」のブームが去り、進化して「一丁」になった。
私 「夢ちゃん、お昼ご飯、何食べよっか?」
夢ちゃん、右手を元気にあげて、「うどん一丁!」
私「いっちょう?」
ここでメッチャ笑った私。
夢ちゃん 「おかしいの?」
私 「ううん、おかしくないよ~」
うーん、間違ってはいないような、間違ってるような。
お店では言うよね。「うどん一丁、毎度ありー!」みたいに。
どこかのお店で覚えてきたのかな。
その後も、夢ちゃんの「一丁ブーム」は続き、
「ママ、お菓子一丁ある?」
「牛乳一丁、飲みたいんだけど」
「ご飯、もう一丁!」
私は「一丁」を聞く度に笑っちゃって、ホッコリする。
だから、またまた、あえてコレを直さない母でした。
しかし、「一本」「一丁」と言っていたのはわずかな期間であって、
私以外の家族に注意されたり、
近所の子供と遊んだり、
公園に行ったり、
子供なりの社会生活が進むにしたがって、
夢ちゃんは「普通」という名の単位を覚えていき、
私のホッコリタイムはなくなっていったのである。
ちょっと寂しいけど、ま、いっか。
Thanks☆